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花粉は友達 2003年 04月02日(水)  No.018
本題の前に、一つ。

今日、4月2日は、はるかちゃんの誕生日。 おめでとう!!
トップページの写真、向かって右側の子で、私の大切な姪っ子なのです。
親バカ、じゃなくて、伯父バカ?なんですけどねぇ。 お許しを。(笑)

さてさて、本題に移りますが。
ホリステッィク(医学)という言葉をご存知でしょうか?
医療関係者ならご存じとは思いますが、近年よくこの言葉が聞かれるようになりました。
ホリステッィク医学とは、全人的医療等とも言われ、包括的、全体的な健康観に立って、西洋医学や東洋医学、またその他の代替医療を問わず、総合的に選択・ 統合して最も適切な治療を行おうとするものです。
詳しくは、↓ホームページでどうぞ。

日本ホリステッィク医学協会
http://www.holistic-medicine.or.jp/

先日、その日本ホリステッィク医学協会中部支部主催の月例勉強会に出かけてきました。
その日の題目は「花粉症予防と対策」。旬の話題ですよねぇ。
私自身も日和で取り上げている題材ですから、興味津々で・・・
お話下さったのが、耳鼻咽喉科医の樋田和彦先生。
私自身お付き合いのある「地球創庫」さんの高麗手指鍼の勉強会で何度も
お話を伺っている素敵なドクターです。

何か画期的な治療法など、お話が聴けるかと思ったのですが、やはり今のところそのようなものはないようですね。
でも、いろいろと興味深いお話をうかがうことが出来て良かったです。
とっても面白く拝聴させていただきました。
主催して下さった協会の方に感謝ですね!

話の中でも、特に記憶に残ったのは「花粉は友達」という言葉です。

花粉や花粉症というものに強烈な敵対心や嫌悪感を示すことによって、自らアレルギー反応を作り出してしまう場合も多いようです。
実際に花粉症の患者さんの中には、例えば花粉のない時期であっても、花粉や花粉症等の言葉を耳にしただけで、体内のヒスタミン量が急増し、アレルギー症状 が出てしまうというようなこともあるそうです。

漆(うるし)かぶれの例もあげていらっしゃいましたが、漆アレルギーのある人に、それによく似た黒砂糖を漆だと言って見せると、それだけで途端に全身に発 疹等、酷いかぶれの症状が出るのだそうです。

他にもそのような例はたくさんあるようですよ。
ある意味、自己暗示的な要素が大きく作用するようですね。
であれば、それを逆手?にとって、花粉を敵視するのではなく、快く受け入れてしまえば、結果的にアレルギー反応を和らげることができるのではないか?
少なくとも、その反応が増悪することはないのではないか?ということなんです。

とういうようなわけで、花粉を味方につけてしまうことが大切なのです。
何年も花粉に悩まされている方にとってはかなり無理なことかもしれませんが、
どうぞお試しになってみてはいかがでしょうか?

本来、花粉自体は決して悪いもの(敵)ではないのです。
むしろそれを受け止める私たち人間の体質の変化に問題があるわけですから、
少なくとも花粉に八つ当たりするのは筋違いであるように思うのですが。。。

「花粉は友達」です。


【本日のキーワード】

ホリスティック医学


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