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幸せ病って? 2003年 04月11日(金)  No.020
  
先日、ある私の大好きなジャズヴォーカリストさんの掲示板で
次のようなお話がありました。

花粉症に限らず鼻がつまると大きな声で歌おうと思っても音が抜けないんですよね。
でも、ライブになると気が張るせいか、鼻とおりがよくなって、
花粉症のことを忘れられるんです。
そんなもんですかね? 人間の身体ってよくできてるぅ。


確かに、そうなんですよ。 
人間ってそういうものなんですぅ。(笑)

4月2日付けの日和の続きになりますが。
勉強会の中では次のようなお話もありましたので合わせてご紹介しますね。

例えばある患者さんから、「今年はなぜか花粉症の症状が出なかったんです」
と、言われて、いろいろわけを聞いてみたところ、

「身内が倒れ、介護に追われ忙しくて、それどころじゃなかった」とか、
また、「事故で足を骨折して、その痛みが酷くそのことに必死で頭がいっぱいだった」
とか・・・等々。

そのような時は、自分が花粉症であることさえも忘れてしまうようで、
実際に症状もまったく出なかったそうです。
どうやら、花粉症であるにもかかわらず、それ以上に必死で気を取られるようなことがある場合、症状が抑えられてしまうことがあるのでは?、とのことでし た。

花粉症は比較的裕福な国に多い現代病で、発展途上国等では見られないそうです。
生活環境が悪く、伝染病のまん延やまた戦争等々・・・
毎日生きることだけで必死というような状況下では花粉症どころではないのでしょう。

花粉症があるということはそれ以上に自分を脅かすものがないという証であり、
いかに裕福で幸せであるかということを示すバロメータなのかもしれません。
ある意味、裕福になりすぎた人間への警告ととらえる見方もできるかもしれませんが、
どちらにしても、「幸せ病」であることには違いないでしょう。


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