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小満 2003年 05月21日(水)  No.025
 
本日は、二十四節気のうちの小満 (しょうまん) です。
陽気が満ち始め、草木が生い茂る頃ですね。
この頃、次第に梅雨に入り始めます。沖縄地方はもう梅雨入りしたようですね。

梅雨時期になると、湿邪といいますが、湿度が身体に与える負担というのは、
皆さんが考えるより、はるかに大きなものです。
前回も話題にさせていただいたように、この時期は五月病等、精神的なストレスを
多く抱える時期でもありますので、何度も言うようですが、ストレスをためない
工夫が養生のポイントになるかと思います。

ちなみに、ストレスをためやすい人というのは。

完全主義者。中途半端が許せない、自分にも他人にも厳しい人。
気持ちを追い込む人。あれもしなくちゃいけない、これもしなくちゃいけない・・・
気持ちをリラックスする余裕のない人。常に先の心配をせずにいられない人。
ささいなことでクヨクヨ思い悩む人・・・等々と、いろいろあるようですね。

誰にでも多少は思い当たることあると思いますが、みなさんはいかがでしょう?
上記のうちいくつかに思い当たる人は要注意ですよ。

そこで、前回、自分でできるストレス解消法としてご紹介したのが「自律訓練法」
お試しになった方はいらっしゃいますでしょうか?
慣れてしまえば、それほど難しいことではないように思いますが、それでも、
初めての人にとっては、少々面倒に思われるかもしれませんね。

そんな方々のために、もっと簡単な「腹式による深呼吸法」をご紹介します。
東洋医学を初め、古典医学、自然医学の基本にあるのが呼吸法です。
ヨガや瞑想などをされる方にとってはおなじみでしょう。
呼吸法は、いつでもどこでも手軽にできるし、緊張を和らげ、自律神経のバランスを
強化してくれるだけでなく、ストレス解消、気分転換にも効果があります。

呼吸法のポイントとしては、まず、胸式呼吸ではなく腹式呼吸ですること。
鼻から息を吸って、口(もしくは鼻)から吐くこと。
吸うときは早めにさっと息を吸って、吐くときに時間(10から20秒くらい)をかけて
全身筋肉の力を抜くような意識でゆったりと行うこと。

いかがでしょう、簡単ですよね? これだったらできそうですか?

現代人に病気が多いのは、口呼吸が多くなったせいだとも言われています。
普段から、鼻呼吸することを意識するだけでもずいぶん違いがあるようです。
ただ、呼吸を意識するなんてこと、日常生活ではほとんどありませんよね。
でも、これを機に、ちょっとだけ呼吸の見直しをしてみてはいかがでしょう?
思わぬ幸せにめぐり合うことができるかも??

【本日のキーワード】

小満(しょうまん)・・・二十四節気


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  編集責任: 飯谷 和彦     「はり院 やわらぎ」  鍼灸・脉診流漢方はり・小児はり
 
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