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口呼吸がもたらす弊害とは? 2003年 05月31日(土)  No.026
 
先回の日和で、呼吸についてのお話をさせて戴きましたが、今回はその補足です。
悪い呼吸、つまり、口呼吸によってもたらされる弊害について。

口呼吸がなぜいけないのか?
特に日本人に多いといわれる口呼吸ですが、一体どんな人が口呼吸をしているのか?
で、ご自分が実際どうなのか? ちょっと気になっちゃいますよね。

普段の状態で口が開いている人はまちがいなく該当していると思って下さい。
といわれても、普段の自分の顔なんていちいち気にしてないでしょうから、
ピンと来ないかもしれませんが、今度、ちょっと注意して観察してみましょう。

いわゆる“ポカン顔”の多い人は要注意ですね。
ポカン顔は緩んだ口元がだらしない印象を与えるだけでなく、
実は美容と健康にもいろいろな弊害があるのです。

例えば、歯並びに対する悪影響。
これは、コラムニスト、サムさんのご専門ですね。(よろしければフォローを。)

人は食べ物を飲み込むとき唇を閉じて口の中の圧力を下げることが必要です。
ところが、口呼吸をしている人は食事中も口が開いたままになってしまいますので、
唇を閉じる代わりに舌で上の歯と下の歯の間をふさいで圧力を下げています。
このとき舌に押された歯にはかなりの力が加わることになり、結果的にそのことが
歯並びを崩す原因になってしまうということになるのだそうです。

歯は横方向からの力で簡単に移動する性質があるため、口呼吸による食事の習慣を
続けるたびに歯が少しずつ移動することになります。
それがやがて、出っ歯や受け口、噛み合わせの異常へと進むことになるのです。

またさらに、美容の面における悪影響もあるようです。
口呼吸では頬から上、鼻の周囲の表情筋を動かすことがないので、目元にたるみや
シワができやすくなります。
さらに口呼吸では充分な酸素を取り込めないので、酸素不足で肌が黒ずみやシミ等も
できやすくなるなど・・・悪いことばかりのようです。

普段何気なく行っている呼吸ですが、間違った方法を続けけていると、
上記のようなわけで、大変なことになってしまうというお話です。
呼吸は24時間休まず行うものですから、その積み重ねはとても重要です。
一刻も早く、口呼吸を脱して鼻呼吸の習慣を身に付けましょうね。
 

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◆「それでええがね」 03年06月02日


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  編集責任: 飯谷 和彦     「はり院 やわらぎ」  鍼灸・脉診流漢方はり・小児はり
 
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