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芒種 2003年 06月06日(金)  No.027
 
稲の穂先のように芒(のぎ=とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃という
意味だそうです。
でも、現在の種まきの時期は昔に比べてずいぶん早まっているようです。
こんなのも、せっかちな現代人社会の影響なんでしょうか。
また、そろそろ、西日本あたりが梅雨入りする頃でもありますね。

ちょうどこの日の新聞に、薬剤による副作用死の記事が(小さく)載っていました。
10年度分厚生労働省の調べによると、医薬品の副作用が原因で死亡したと思われる
人数は、1239人ということです。
これはあくまでも、製薬会社や医療機関から報告のあった分ということなので
実際にはもっと多いのでは思われます。

これは、ある衆議院議員の質問書に対する政府からの答弁書で明らかになったと
いうことですが、実は、このような報告がされるのは初めてのことらしいのです。
ちょっと驚きですよね?

みなさんは、この数字についてどう思われますか?
多い?少ない? 思いは様々でしょうね。
でも、これって、本来あってはならない数字なのではないでしょうか?
もちろん、やむを得ないケースというのもあるかもしれません。
が、そうでない場合も含まれているでしょう。

現代医療、ことに医薬品の進歩はめざましく、その恩恵も大きいのは確かです。
そのおかげで多くの人々の命が救われていることも事実です。
でも、その大きな恩恵の陰に、このような悲しむべき事実もあるのです。
医薬品は両刃の剣で、善悪両面があることをお忘れなく。
また、使い方次第で、良薬にも毒薬にもなり得るということも言えます。

最近はいろんな薬剤がドラッグストアなどで手軽に手に入るようにもなり、医薬品が
とても身近なものになりました。
それだけに、個人一人一人が医薬品について正しい認識を持つ必要があると思います。
また同じように、信頼できる医療や医療機関を正しく選択する目を養うことも同じく
大切なことだと思います。
すべて医療機関に任せきり、頼り切り、っていうのはいけませんよね。


【本日のキーワード】

芒種(ぼうしゅ)・・・二十四節気

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◆「それでええがね」 03年06月02日


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  編集責任: 飯谷 和彦     「はり院 やわらぎ」  鍼灸・脉診流漢方はり・小児はり
 
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