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寝苦しい夜には 2003年 09月16日(火)  No.040
 
前回の日和に、冷房病のことをご紹介しましたが、その続編ということで。

よく、「風邪は夜寝ているときにひく」と言われますね。
人が寝ているときは、体温も下がり、様々な外邪に対して無防備な状態なりますので
そのようなことになると思われます。
意外と盲点になりがちですが、寝ているときのケアというのはとても重要なんです。

とはいっても、先の冷房病への対策なども起きているときはそれなりに気をつけたり
できますが、寝ているときには難しいですよね。何せ意識がないのですものね。

朝晩、随分涼しくなってきたとはいえ、寝苦しい夜には、まだ冷房をつけていないと
上手く寝つけないとおっしゃる方もおみえになるかと思います。
ただ、そのような場合、どうしても睡眠中に冷気により身体を冷やし過ぎてしまうと
いう傾向があり、それも冷房病を生み出す大きな要因となるように思われます。
なので、できる限り睡眠中は冷房を使わないのがいいですね。

ということで、冷房を使わなくても快眠が得られる方法は?

まずは微風を使う方法。
睡眠中は代謝が下がるため、少しの温度変化に対しても敏感になります。
なので、冷房はもちろん扇風機の風でも、直接あたると皮膚温がかなり下がります。
だから、扇風機の風を天井や壁に向けて、空気を対流させるのです。
ちょっとした空気の流れでも、案外、涼しさを感じるものですよ。
ちなみに私のところはこの方法を愛用してます。

次に保冷枕を使う方法。
冷え性の方は、大抵頭部にほてりがあり、それがまた寝苦しさの要因になっています。
頭部を冷やすことで、そのほてりを鎮め、寝つきが良くなります。
但し、あまり冷やし過ぎないように注意。逆効果になる場合もありますので。

また、人は、眠る前には、身体が熱を放出して体温が一気に下がるとのこと。
そのため、寝る前に体温が下がりやすい環境を作ることも効果的のようです。

例えば、就寝の3時間ほど前に38度のぬるめのお湯に入ること。
入浴で体温を少し上げてやると、その後の体温の下がり方が急になり、寝つくまでの
時間が早くなるそうです。

また、他に体温を上げる方法としては、トウガラシの成分であるカプサイシンを
やはり寝る3時間ほど前に摂取することも効果的だそうです。
カプサイシンの作用により、発汗を促し、体温の低下が早まるとのことです。
更に、カプサイシンには翌日の目覚めを良くする効果もあるみたいなんです。
辛い物好きの方は是非お試し下さいね。

ただ、上記の方法でもどうしてもだめだとおっしゃる方は、無理をしないで下さい。
我慢をすることで睡眠時間が短くなり、かえって身体に負担をかけることなります。
その場合、逆の発想で、クーラーを賢く利用することも一つの方法です。

例えば、タイマーを使って途中で冷房を止めたり、また、おやすみモードを使って
徐々に室温を上げたり等々、冷え過ぎない工夫をされると良いかと思います。
その他にも、今のエアコンには、便利な機能が沢山備わっていますよね。
それらをフルに活用して、快適な睡眠術を考案してみて下さい。

以上、皆さまの快眠生活のお役に立てば幸いです。


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◆「それでええがね」 03年09月12日
◆「茶ぃなたいむ」  03年09月22日


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  編集責任: 飯谷 和彦     「はり院 やわらぎ」  鍼灸・脉診流漢方はり・小児はり
 
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