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秋分 2003年 09月23日(火)  No.041
 
秋分になりました。

お気づきかと思いますが、この日和では二十四節気の一つ一つをご紹介しています。
現代人の生活においては、なかなか季節感を感じる機会も少なく、またそれを楽しむ
余裕すらないように思えます。
せめて、この日和を見ていただいて、ちょっとした季節の移り変わりに目を向けて
戴けたら幸いと思って書いております。

また、私達東洋医学を学ぶものにとっては、季節の移り変わりに伴う身体の変化を
考えることもとても重要なのです。
「運気」ともいいますが、季節の移り変わり、すなわち自然の氣の変化を微妙に捉え
漢方診断や治療の目安としています。
二十四節気はその指標となる重要なものでもあるわけです。
そのようなわけで、今後もその都度ご紹介をさせて戴きたいと思います。

さてさて、秋分の話題に戻りますが。
この日は、「秋分の日」という祝日でもあるので、おなじみですよね。
二十四節気はもともと、二至二分、つまり、冬至と夏至、春分と秋分という四つの
季節の区切りを元として、更に細分化して決められたものです。

では、夏至や冬至は休日ではないのに、なぜ「春分」「秋分」は休日なのでしょう?

秋分の日(同じく春分の日)は、太陽は真東から昇り、真西に沈みます。
このため、昼と夜の時間が等しくなるということは知られてますよね。

真西に沈む夕日は「極楽浄土」への道しるべと考えられることから、秋分の日は、
先祖をうやまい、亡くなった人をしのぶための日であるのです。
休日だからといって、遊んでばかりいたらバチが当たりそうですね。(苦笑)

で、この日を中に前後一週間(七日間)は「お彼岸」とされ、この期間にお墓参り等
先祖の供養を行い、仏壇のある家では花を供えたり、故人の好物だった菓子や果物や
おはぎなどを供えるのが一般的な習慣のようです。

それともう一つ。
秋分(春分)の日がその年によって変わるのってご存知でした?

現在の祝日のうちで春分と秋分の日の二つは、実際の天体運行と関係する祝日です。
原則として、天文学的に「秋分日」と言われる日が秋分の日となります。
カレンダー上では通常、一年を365日として数えますが、実際には端数が出ます。
それを調整するために四年に一度、閏年というものを設けて調整しているのですが、
それでも完全ではなく、微妙な誤差が生じるため、何年もの長い間には天文学的な
秋分日がずれてしまうこともあるようです。

因に、秋分の日は、今しばらくは毎年9月23日ですが、2012年頃からしばらくの間は
9月22日(閏年のみ)になる見込みだそうですよ。

と、まあ、豆知識?というか、これも今巷で流行の「トリビア」とかいう類のものに
なるのかなぁ?   へぇー。(笑)
 
 
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◆「それでええがね」 03年09月12日
◆「茶ぃなたいむ」  03年09月22日


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