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霜降 2003年 10月24日(金)  No.043
 
このところ、急に寒くなりましたね。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

我が家でも、ついに暖房機器が登場しましたよ。
先週、いち早くホットカーペットがひかれ、今週はガスストーブに火が入りました。
うーん、やっぱり温ったかい。
でも、今からこんなんじゃ、これから先が思いやられます。
本格的な冬はまだまだ先なのに。。。

ということで、今日は、二十四節気のうちの霜降(そうこう)にあたります。
「露が冷気によって霜となって降り始める頃」という意味です。
北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をするようになります。
山では、紅葉が美しい季節でもありますね。
この時期の週末は、紅葉狩りでにぎわうことでしょう。

この霜降、文字を見て、「しもふり」と読んだ方も見えるかも?
確かに、この言葉は、霜が降りることを指して使う場合もありますが、転じてこれを
「しもふり」と読むと,霜のような細かい白い点が一面にある模様を指します。
そういえば,白い脂肪が網の目のように入りこんだ牛肉のことも「しもふり」と呼びますよね。その模様を真似て、そう呼ばれるようになったのかもしれません ね。

そんな話をすると、食べたくなるのが、すき焼き?でしょうか?
秋は食欲の季節ですものね。
これから寒くなってくると、すき焼きはもちろん、鍋料理が恋しくなりますよねぇ。
なーんて、考えてると、もう、よだれが・・・(笑)

でもって、一つ、よだれの? じゃなくて、唾液のお話しを。

食物が口の中に入ると、咀嚼運動とともに、唾液の分泌が始まりますね。
唾液は、胃液と共に、消化機能を助けるということはよく知られていますが、その作用は他にもいろいろあって、例えば刺激のあるものが口の中に入ったときに は、その分泌量が増えて、刺激を弱めたりもしてくれます。
また、口腔内を潤して乾燥を防いだりもしてくれます。

でも、中でも大切な作用は「絶えず口の中を流れて、歯や粘膜の汚物を洗い流し、
口腔内を清潔に保つ」ということです。
このことはまた、虫歯や口臭とも密接な関係があるのです。
皆さん、そのようなことを知識としてはご存知かもしれませんが、実感している方は?というと、いかがでしょう??

先日、私、マクロビオテックの食事会に行ってまいりました。
あるレストランの催しで、限定の懐石料理風の食事会です。
私にしては、ちょっと分不相応な出費でしたが、これも勉強のため。(笑)

食事の内容については、またいづれの機会に、ということで。
その時に、発見したことね。

ご存知の方もみえると思いますが、マクロビオテックでは、食べる際に、とにかく
よく噛むことを勧められます。
一口、最低でも百回、できれば、二百回。(一食あたり、ではありませんよ。)
噛まない習慣になってる現代人には、またこれが難しい!!

でも、無理して噛みました、一口百回。(指折って数えたよ。笑)
この調子で、フルコース行くと、かなり疲れます。あごがクタクタに。(苦笑)
普段、唾液の分泌なんて意識することも無いままに、食べ物を飲み込んでしまうのに、
よく噛むと唾液が沢山あふれてくるのが実感できます。
で、不思議と、一口一口、口の中がすっきりするんですよね。

いつもは、食事の後、お茶を飲んでも、まだ口の中にいろんなものが残っていて、口をゆすいだり、歯磨きまでしないとすっきりしないのに。
なぜか、食べ終わった後、軽くお茶を飲んだら、もう口の中は奇麗さっぱり。

これに味をしめて、以後、普段の食事も意識的に、よく噛んでするようになりました。
食事が以前にも増して美味しく戴けるようになったような気がします。
また、食後に口の中がさっぱりするだけでなく、そのしばらく後にやってくる口臭も少なくなったような気がしています。ひょっとして、虫歯とも無縁に??

もちろん、虫歯や口臭の原因は様々で、このことだけですべてが解決するわけではないのでしょうが、私としては、有意義な発見?でしたよ。
よかったら、皆さんもお試し下さいね。


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  編集責任: 飯谷 和彦     「はり院 やわらぎ」  鍼灸・脉診流漢方はり・小児はり
 
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