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転ばぬ先の知恵 2004年 02月04日(水)  No.052
 
立春というのに、まだ寒いですね。
今期の冬は前半が異常に暖かかったせいか、後半がとても寒く感じます。
暦上では今日から春の始まりです。日に日に暖かさを実感出来るといいですね。

さて、冬場というと、転倒事故が多くなります。
この寒い時期、身体が冷えて身体の動きが鈍くなり、また朝方の凍結などのために道が滑りやすくなるからです。

転倒事故は年齢に関係なく起きますが、特に、高齢者の場合は足の骨も弱く、転んだ拍子に足の骨を折り、そのまま寝たきりになってしまう場合も少なくありま せん。
寝たきりになるのは精神的にもつらいことですし、また、そのことで更に老化を早めてしまうことにもなりかねないので、そんな事態はぜひ避けたいですね。

身体の動きを悪くするのは、何も冷えのせいだけではありません。
意外と衣服も大きな要因になります。
街を歩くと、案外、着ぶくれしている人を多く見かけます。
お年寄りの方はもちろんですが、結構、若い人もね。
現代社会では暖房が当たり前になって、ちょっとした寒さにも耐性のない人たちが増えているのかもしれませんね。って、そういう私もどうだか?。。。(笑)

そんなわけで、着ぶくれにも要注意です。
服を重ね着し過ぎると、とっさのときに身体が動きません。
服が邪魔をして、急な場合に身体の立て直しができずに転倒してしまいます。

確かに重ね着は温かいのですが、身体の動きの妨げになるようなのはマイナスです。
最近は衣料も進歩してて、薄くても温かいものがいろいろありますね。
昔は冬のコートといえば、厚くて重たい、というのが当たり前でしたが重い衣服を着れば、身体の動きが悪くなるでなく、身体への負担も大きくなります。
肩凝りや腰痛など、そういった要素も案外大きいのかもしれませんね。
薄着で軽い衣服などを上手に利用して、防寒対策されることをお勧めします。

新聞記事に書いてあるのをたまたま見つけたのですが。
転倒しやすい人の歩き方には共通した特徴があるとのことです。

 すり足で歩く、ちょこちょこ歩く、下ばかりを見て歩く。

遠くを見てしっかり足を上げながら歩けば転倒を防ぐことができます。
それと、転倒予防のためには、バランス能力を衰えさせないことも大切です。
その為には、「つぎ足歩行」が効果的とのことです。

 一方の足のつま先にもう一方の足のかかとをつけるようにして歩きます。
 前に5歩、後に5歩。1日1回、つぎ足歩行をします。


是非、お試し下さい。
簡単そうだけど、やってみると、案外、難しいですよ。(笑)

まだまだ寒い日は続くようですが、そろそろ薄着に着替えて、さっそうと街を歩いてみて下さい。足取りも軽く、心も軽く、ってねっ。
(でも、だての薄着で無理して風邪引かないように。。。笑)


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  編集責任: 飯谷 和彦     「はり院 やわらぎ」  鍼灸・脉診流漢方はり・小児はり
 
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