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「はり院 やわらぎ」
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処暑を過ぎて |
2004年08月27日(金)
No.062 |
今週のはじめに、二十四節気の処暑を迎えました。
たまたま、昨年のこの頃はどんなことを書いてたのかなぁ、なんて気になって。
バックナンバーを見てみたんです。
処暑は「暑さが止む」という意味で、この頃から徐々に涼しくなるはずなんですが。
昨年の場合、全くの異常気象だったようで、夏場が涼しく、その反動なのかどうなのか、この時期からやっと夏本番に??なんてことが書いてありました。
確かに、昨年はやたらと暑さが長く続いて、秋はどこに?って感じでしたよね。
お蔭で、残念なことに秋の風物詩の紅葉が全然駄目だったりしましたね。
今年はというと、記録的な猛暑だったわりには、この頃の朝晩は涼しい風が吹くようになりました。そういう意味では暦通りなのかもしれません。
この分だと、今年は秋が早く、すぐに寒くなりそうな感じですが、どうでしょうか?
とはいっても、日中の暑さは半端じゃありませんから、日射病や熱中症等々、油断せず気をつけて下さいね。
それに今年はどうやら台風が多くなりそうです。
すでに、台風に伴う雨や水害で、多くの方々が被害を受けていらっしゃいます。
今も、それこそ史上最大?とも思われる大きな台風が日本を狙っています。
次から次へと心配や悩みの種が尽きませんが、ともかく更なる被害が起きないことを心から願うばかりです。
先日、ある先生のところにうかがった際に興味深い話を教えて戴きました。
田舎のほうに行くと、アシナガバチやスズメバチなどが大きな巣を作る光景を目にしますが、彼らは巣が雨風にさらされることを嫌う為、大抵、木陰や家の軒下
などに作ります。
大抵は邪魔者を避ける為、高い位置に巣を作るのが普通なのですが、希に低い位置に巣を作ることがあるようです。激しい雨風を嫌ってのことのようです。
そんな年は台風や水害が多くなると、人々は予測するのだそうですが、まさに今年がその年ということで、低い位置にハチが巣を作っているようなのです。
実際、今年は台風も雨も多いですよね。
ハチ達は春ごろから巣を作り始めます。
そんな前からすでに夏秋の気象を予測しているんですね。
自然の生き物の本能、能力とはなんと素晴らしいことでしょう。
私たち人間にもそのような予知能力が備わっているのでしょうか?
もともとはあったかもしれませんが、今の私たちには失われてしまっているような気がしてなりません。
もし、復活させる方法があればどんなに素敵なことか・・・なんてね。
とはいえ私たち現代人にも本能的な力はまだまだ備わっています。
免疫力とか自然治癒力とか・・・いろいろありますよね。
せっかく神なる自然から戴いた力なんですから退化させるようなことの無いように、大切に守って行きたいものですね。
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