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「はり院 やわらぎ」
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旧正月 |
2005年02月09日(水)
No.070 |
今年の2月9日は、旧正月です。
この日は、太陰太陽暦(旧暦)でいうところのお正月にあたります。
日本では、1873年に太陽暦(新暦)に暦を切り替えてから、1月1日を元旦とし、その日にお正月を祝いをしていますが、それ以前は、旧暦でお祝いをして
いたようです。
今でも、沖縄などの一部の地域では、旧暦でお正月をお祝いしているそうですね。
正月は年神さまが家庭を訪れ、家族でもてなし、その年の健康、繁栄、豊作、豊漁を願います。私たち日本人にとっては当たり前のことのように思いますが、
世界全ての国が同じようにお正月を祝うわけではないようです。
もちろん、太陽暦の1月1日には世界各地で、新年を祝うという意味で行事が行われますが、先のような正月を送るのは、日本をはじめ、ベトナム、中国、韓
国、台湾等、アジアの国々です。日本以外の国々では、旧正月のほうが重視されるようですが、それぞれお国柄は違っても、人々の風習はよく似ていて、例え
ば、お隣の韓国では、トックと呼ばれるお餅を食べるとのことでした。
正月の風物に欠かせないお餅ですが、やはりこれも米を主食にするアジア民族ならではのことなのでしょうね。
また、お正月は、正月、旧正月だけでなく、それぞれのお国柄、事情によってまた違いがあるようです。
例えば、中国では1月1日を春節、日本の小正月にあたる1月15日を元宵と呼び、盛大に祝いを催すようです。また更に、独自の暦で正月を行うところもある
ようです。シンガポール、マレーシアなどは、ヒンズー暦、イスラム暦、太陰太陽暦、太陽暦と、 4種類の暦があるため、年に4回ものお正月があるんだそう
ですよ。
以前、この日和でもご紹介した、mikoちゃん@インドネシアからのお便りにも書いてあったのですが、インドネシアやタイでは、太陽暦、太陰暦、宗教暦
の他に、地方暦のようなものもあって、ほんと、お祭りばっかり・・・って感じらしいです。
現地の人はそれが当たり前でも、外から来た人には驚きですよね。
お祭り好きの人は、是非、この時期、アジアの国々を旅行して回ってみて下さい。ずっーっと正月気分でいられそうですね。笑。
ちなみに、新暦と旧暦の日付には多少の誤差がありますので、必ずしも毎年同じ日が旧正月とは限りません。来年2006年は、新暦の1月29日が、旧暦の
1月1日(旧正月)になるそうです。
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