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半身浴でむくみスッキリ 2005年07月09日(土)  No.075
 
7月、小暑も過ぎてそろそろ本格的な夏? と言いたいところですが。。。
もうしばらくは梅雨が続きそうですね。今年は空梅雨と予測されていたような氣もするんですが、実際には記録的な豪雨に見舞われている地域もあるようです。
被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

さて、この梅雨時期、これだけ湿度が高く、じめじめすると気分が滅入るだけでなく実際に体のほうもなんだか重だるさを感じ、毎日の疲れも抜けにくくなりま すよね。
湿邪を受けることで、体中の水分代謝が悪くなり、体のあちらこちらで水分が滞る状態が発生します。いわゆる「むくみ」ですが、これがだるさを生じる原因の 一つでもあります。

むくみの原因は様々です。基本的には生活習慣によるところが大きいでしょう。
大事なのは、まず、むくみを起こさないこと。つまり予防が肝心。
食事や睡眠、運動など、よく言われる当たり前の生活習慣を整えることが、むくみの予防にも大切なのです。

ただ、氣をつけていても、さすがにこの時期はちょっと厳しいかもしれません。
あまりに湿邪が強過ぎて、負けてしまうこともやむを得ないかと。。。
むくみが生じるのは仕方ないとして、できるだけ早くそれを解消しなければなりませんね。

局所的には、温めたり、マッサージをしたりするのも良いんですが、全身の代謝を促すのに効果的かつ簡単なのが入浴法です。
半身浴という入浴法はすでに多くの方々がご存じでしょうが、半身浴は冷え性の改善だけでなく、他にもいろいろと良い効果があります。もちろん、むくみを解 消するのにもとても効果的なのです。

これからの暑い時期、ついついシャワーだけで済ませてしまうかもしれませんが、できるだけゆっくり時間をとって、半身浴をお試し下さい。エアコンを浴びて 冷えた体をリセットするのにも良いですよ。

半身浴で大事なのは、お湯の温度管理です。この時期(夏)だと38度くらい。冬の場合は40度くらいが良いでしょう。熱過ぎるのは逆効果になりますので気 をつけて。
水面の位置は、大体みぞおちくらいまで。特に心臓や呼吸器に持病の有る方は注意が必要です。水圧による負担は意外に大きいものですから。
湯船が深い場合は、いすを入れるなどして高さを調整して下さいね。

時間にして、20分から30分、額がうっすらと汗ばみ、上半身がほんのりと赤みを帯びてくれば、体が芯からホカホカになっているサインです。冬場だと、浴 室内や脱衣所の温度調節に注意が必要ですが、夏場はもともとが温かいので気にしなくても良いでしょう。

もう一つ大切なの水分補給。入浴中は相当な量の汗をかき水不足を引き起こします。入浴後ではなく、入浴前にしっかり水分補給をするのが肝心です。さらに、 必要に応じて入浴中にも水分補給をするとより安心です。

お気に入りの入浴剤やアロマオイルなどをお湯に入れたり、音楽や照明などを使って、素敵なバスタイムを演出するのも楽しいですね。相乗作用でリラクゼー ション効果をより高めます。

のんびりとやわらかいお湯につかって心も体もリフレッシュして下さいね。



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  編集責任: 飯谷 和彦   

 
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