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中秋の名月 2005年 09月20日(火)  No.077
 
9月も半ばを過ぎました。
一昨日は、中秋の名月と呼ばれる満月の日でした。
一年のうちでもこの秋、9月の月が一番奇麗に見えます。

古くから、月と言えば、秋の月のことをさしたようです。
風雅の対象として愛でるだけでなく、信仰の対象でもありました。
日本人の月に対するあこがれはとても根強く、歌人や俳人たちが一番多く月を詠んだことでもわかるでしょう。

月の陰影を見て想像するのもまた楽しみの一つですよね。
日本では、うさぎの餅つきに例えられます。小さな子供の頃、月にうさぎがいるんだって信じてませんでした?
でも、これって日本だけの話で、中国などでは水桶で水を汲む人を連想するのだそうです。その他の国ではどうなんでしょうね??
でも、やっぱり、うさぎの話がいいかなぁ。なんだか夢がありますよね。

暦の上では、旧暦の8月15日の満月が中秋の名月とされます。
またこの頃に芋がよくとれるので、芋名月とも言われます。
その収穫感謝の意を込めて、月に芋や団子を供える風習があるのですね。
昔はどこの家庭でもお供えしてたけど、今はあまり見かけません。
これも時代の流れ??・・・ちょっとさみしい氣もしますね。 

お月見の風習も日本だけのものらしいです。
と聞くと、やっぱり、日本に生まれて良かったなぁって思いませんか。
あんなに奇麗なお月さまをただ見るだけっていうのはもったいないですもの。
月を見ながら、一杯飲んだり、歌を詠んだり・・・風情がありますよね。
虫の音を聴きながら、静かに秋の夜長を過ごすのも楽しいものです。

月の美しさはなにも満月だけではありませんよ。
中秋の名月の後は、十六夜、立待月、居待月、臥待月、更待月、と続きます。
それぞれに特別な名前が付けられるほど、秋の名月は欠けて行く姿もまた格別美しいってことなんでしょうね。

さて、ちょうど今週は連休が続きます。
お好みの月を眺めて、ゆっくり、のんびり、骨休みしてみてはいかがでしょう?
きっと、月の不思議な力が心を体を癒してくれるはずですよ。




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  編集責任: 飯谷 和彦   

 
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